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恥(ノーベルニュース第355号 教室長コラムより)

 『恥』~自分の成長のカギとなる気持ち~

 昔アンパンマンミュージアムに行ったときに作者のやなせたかしさんの「三かく主義(絵を描く、詩を書く、恥をかく)」を知り感銘を受けました。恥との向き合い方の大切さを感じた瞬間でした。

 恥は場合によっては行動をためらわせる気持ちですが、向き合い方によっては自分の成長のチャンスともなります。恥を感じたとき、周囲の目を気にしすぎているのか、それとも本当に改善が必要な行動だったのかと、その原因を冷静に見つけることが大切です。そして、恥を恐れて挑戦を避けるのではなく、学びの機会と考えて、次に活かす姿勢を持つことが大事です。人生経験が長くなれば「恥」をかいたことを笑い話のネタにすることもできますが、なかなかそうはできないものです。私はかいた恥は授業内で積極的に公開し、その笑いを共有したいと思う派です。伝えずにはいられないので、ちょっと変わり者かもしれません。

 過度な恥は自己否定につながりますが、適度な恥は人格を磨く教訓となります。恥をただ隠すのではなく、受け止め、乗り越えて、より豊かな人間関係と成長を築くことにつなげてほしいと思います。

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