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2022年02月の記事は以下のとおりです。

言葉の使い分け(ノーベルニュース第315号 教室長コラムより)

  • 2022/02/20 18:27

 勉強のためにゲームやスマホをやめないといけないと思ったとき、思い浮かぶだろう2つの言葉の意味をいろいろ調べてみました。

「我慢(がまん)」…(他からことに関して)つらいと感じることをこらえること。

「辛抱(しんぼう)」…(自分のために)つらいことをじっとこらえ耐えること。

 どちらも苦しいことを耐える点では共通ですが、語源を調べてみると「我慢」は仏教のことばで心が高慢(うぬぼれが強い)からで、「辛抱」は心を修練する心法からきています。「我」に自慢の「慢」、「辛さを抱く」という漢字の通りかもしれませんね。ふだん何気なく同じような意味で使っている言葉でも、意味の違いを理解し、今の自分はこっちだと使い分けていくと、気持ちが変わったり自分の心の引き締めになったりすると思いました。みなさんも何か気になる言葉があれば、書きとめて意味を調べてみてください。新しい発見・気づきがあるかもしれませんよ。

愛情(ノーベルニュース第314号 教室長コラムより)

 

 自分の子どもに「勉強を教えて」と言われ、教えているうちについ怒ってしまったという経験はありませんか。子どもから見れば「わからないから聞いているのになんで怒られるんよ」と理不尽に感じているかもしれません。

 私はふだん自分の娘には勉強を教えないようにしています。それは教えているうちに、ついカッとなってしまうからです。何度か泣かしたことがあり、その反省からきています。 「怒る」は自己保身からの感情で、「叱る」は相手本位(相手のため)の行動です。そうとわかっていてもつい怒ってしまうのです。

 先日、ふと「どうして怒ってしまうのだろう」と考えてみました。それは「感情(気持ち)が入ってしまうから」で、「じゃあどうして感情が入るのか」とさらに自問自答を続けると「できるようになってほしいと思うから」そして、それは「わが子を思う愛情の表れ」にたどり着きました。怒るも子どものためにつながっていると気づきました。

 厳しく言われた子どもからすれば、「私のためにここまで言ってくれてありがとう」とはなかなかならないと思いますが、根底に“愛情”を感じると、何らかの気づきが生まれ、次の行動が変わるかもしれません。

 もしこのような場面になったときは「相手のことを思っているんだ」「私のことを思ってくれているんだ」とお互いに“愛情”を意識してみてください。

 ちなみにですが、ノーベルの職員の間では、「愛とは=関心を持つこと」という共通認識の言葉があります。これからも愛情をもって日々接していきます!

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