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2025年06月の記事は以下のとおりです。

叱る目的(ノーベルニュース第356号 教室長コラムより)

   子どもたちの行動を見ていると、ついつい叱りたくなる場面があります。注意をすると言い訳が返ってきて、つい感情的になりそうです。しかし、怒りに任せ感情をぶつけるのは避けないといけないことです。


 そもそも叱る目的とは何でしょうか?調べてみると「相手の行動を正し、よりよい成長や関係性を築くこと」とあります。つまり、ルールやマナーを守るために誤った行動を指摘し、望ましい振る舞いへと導くこと、そして正しい価値観や善悪の判断を教えることといえるでしょう。ただ、実際の場面を目にすると、怒りの感情が混じり目的を見失ってしまっている気がします。特に最近は、周囲の人が不快な思いをしていることも多いため、みんなの前で叱ることに難しさがあります。とはいえ、叱ってはいけないというわけではありません。重要なのは、目的を達成するために「諭す」「説得する」といった他の選択肢も考えることで、叱ることは1つの方法に過ぎない、と思います。

   𠮟る一辺倒では相手に気持ちは伝わりません。私は、叱ることを含め、行動改善を促す最も効果的な方法を常に模索しながら指導をしていきたいと考えています。

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