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事実(ノーベルニュース第352号 教室長コラムより)

 テストに向けて勉強したけどできなかったという経験はみなさんあるのではないでしょうか。

 例えば、英単語を2時間勉強したけど、テストでは思うように書けず基準点まで届かなかったとしましょう。そのとき「勉強したけどクリアできなかった」と思いますよね。場合によっては“がんばったけど無理だった、やっぱ頭が悪いんだ”とネガティブな方向に気持ちがいく人もいるかもしれません。

 でも、ここで考えてほしいことがあります。それは「勉強したけどクリアできなかった」の間にある言葉です。正確には「勉強をした。だけど覚えきれていなかったからクリアできなかった。」ではないでしょうか。つまり、単語が覚えていればクリアできていたわけで、勉強をがんばったという事実に変わりはありません。

 だから、がんばった事実に自信をもってOKなんです。その上で、結果を変えるために勉強のしかたや学習時間を改めればいいんです。事実を否定せず、常に改善し、結果を追い求めながら努力を続けていくことが大切であると思います。

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