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努力がつないだ成長の道(ノーベルニュース第369号 教室長コラムより)

 先日、卒業生のお母様とお会いし、現在のご様子を伺いました。 彼は今、大学4年生となり、先日大学院の試験を受けたとのことでした。レタス栽培に関する研究に取り組み、学会にも参加するなど、学びの幅を大きく広げているようです。

 私が彼の担当になったのは中学2年生で、当時は通知表に「2」がありオール3を下回る成績で、これから学習習慣を鍛えていこうという段階でした。しかし、数学に興味を持ち始め数検にも挑戦するようになってから少しずつ力がつき始めました。

 高校生になると再び学習への意欲に火がつき、定期テスト前には驚くほど集中して取り組んでいました。数学のテストで100点を取り、高3の受験期には通知表の評定平均が「4.7」にまで上昇してその努力が確かな成果として表れました。

 そして彼は県立広島大学へ推薦で進学しました。総合型選抜では惜しくも届かなかったものの、その取り組みは圧巻でした。朝7時から19時まで学校で準備・練習をし、昼休みは食事もとらず練習に没頭。学校が閉まった後は塾に来て、昼の弁当をかき込みながらプレゼンの資料の練り直し、中学生の授業が終わった21時30分から22時30分過ぎまで練習する日々――その姿勢は、まさに「本気」そのものでした。

 大学に進んだ今も、研究に真摯に向き合い、学会に参加するまでに成長していると聞き、当時の努力が今も彼の中で生き続けていることを強く感じました。こうした歩みは、努力を積み重ね続けたからこそ得られた成長です。その姿は今学んでいるみんなにも重ね合わせることができます。今のみんなにも、同じように自分の力を伸ばし、未来を切り拓いていってほしいと心から願っています。そのために、これからも全力で支え、成長へとつながる道を一緒に歩んでいきます。

ノーベルニュース第368号

今月はノーベル学習館全体で共通のお知らせを掲載することになりました。

そのため、今月の教室長コラムはございません。

今月のノーベルニュースはこちら ⇒ nobelnews_saijo368.pdf

指導者としての喜び(ノーベルニュース第367号 教室長コラムより)

  3月下旬の夜、教室の電話が鳴りました。出てみると、かつて竹原教室で教えていた生徒の保護者の方でした。息子の進路が決まったので直接伝えたいとのことで、いっしょに竹原から西条まで車で40分かけてお越しくださいました。

 彼は開口一番、「一浪しましたが、横浜市立大学医学部医学科に合格しました。」と報告してくれました。そして続けて、こう言ったのです。

「僕が医者になろうと決意したのは、修道中学・高校の環境のおかげです。でも、中学受験をして頑張ろうと決めたのは、間違いなく先生のおかげです。先生との出会いがなければ今の僕はいませんでした。だから僕は先生に感謝しているんです。」

 西条への転勤があり、私が彼を指導したのは小学5年生までの約1年あまり。中学受験で合格へ導いたのは私ではありません。それだけにこの言葉は驚きであり、同時に胸がいっぱいになるほど嬉しいものでした。彼の人生の選択にほんの少しでも関われていたこと、指導者としてこれほど幸せなことはありません。

 笑顔で熱く語る彼を見て、私も自然と笑顔になっていました。人を惹きつける力とはこういうものだと感じ、彼ならきっと将来、立派な医師として多くの人を救っていくに違いないと確信しました。

 人の人生はそれぞれ、 歩む道も、出会う人も、選ぶきっかけも違います。その中で、誰かの人生の一部に関わり、背中をそっと押す役割を担えることは、教育に携わる者として何よりの喜びです。たとえ短い時間であっても、子どもたちの未来に残る“何か”を渡せているのだとしたら、それだけで十分に報われます。 そしてまたいつか、彼のように近況を伝えに来てくれる卒業生がいることを願いながら、私は今日も教室に立ち続けたいと思います。

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