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ゴールという名のスタート(ノーベルニュース第365号 教室長コラムより)

 入試が終わり、現学年の授業もいよいよ締めくくりの時期を迎えています。「やった!終わった!」とほっとしている人も多いでしょう。しかし、どんな“終わり”にも必ず“続き”があります。私たちはつい、ゴール=解放と考えがちですが、実はその先には次のスタートラインが待っています。つまり、ゴールは終わりではなく、新しい挑戦への入口なのです。

 もちろん、この現実をそのまま子どもたちに伝えると、少し気持ちが沈んでしまうかもしれません。だからこそ、「まだ続くんだぞ」と重く伝えるのではなく、「次に向かうための合図の訪れ」として伝え前向きな気持ちを引き出すことが大切です。

 特に、小学校から中学校へ進むタイミングでは、担任の先生や授業担当の先生、クラスメイトなど、周囲の環境が大きく変わります。これまでとは違う場所に身を置くことになるからこそ、新しい自分に出会えるチャンスが広がっています。環境が変わるということは、これまでの自分をリセットし、何かに挑戦し直す絶好の機会でもあります。

 ゴールを迎えるということは、自分の中に「変わるきっかけ」が訪れたということ、つまり、新しいスタートを切るチャンスが来たと前向きに受け止めて、また一歩踏み出してほしいと思います。

臨機応変か、行き当たりばったりか(ノーベルニュース第364号 教室長コラムより)

 いつも学校での授業の進み具合をうかがいながら、その日にどんな学習をするかを子どもたちと相談して決めています。そのため、ワークのページを前後したり、予定していた内容を変更したりすることがあります。また、英語の日でも、翌日に数学のテストがある場合には、そちらを優先することもあります。

 私は、子どもたちの「ここがわからない」「今日はこれをやりたい」という気持ちを大切にしたいと思い、できるだけ柔軟に対応しています。ただ、以前には「カリキュラムがないのか。行き当たりばったりじゃないのか」と強くお叱りを受けたこともありました。

 たしかに、塾ではカリキュラムに沿って進めるのが一般的かもしれません。でも私は、子どもたちがその日に抱えている不安や疑問を置き去りにして、「今日はこの単元だから」と無理に進めることはしたくありません。せっかく来てくれた時間の中で、少しでも安心して帰ってもらえるよう、その日の“わからない”を一緒に解決したいと考えています。

 とはいえ、目の前のことだけにとらわれているわけではなく、定期テストや受験など、これからの見通しを踏まえて内容を判断しています。子どもたちの成長をしっかり見守りながら進めていますので、その点を信じていただけると嬉しく思います。

相棒(ノーベルニュース第363号 教室長コラムより)

1人教室で毎日奮闘していますが、「相棒は?」と聞かれると、つい「CopilotやChatGPTかな」と答えてしまいます。もちろん、教務を含めて何かに依存しているわけではありません。あくまでも“相棒”として、困ったときにそっと助けてくれたり、考えを整理するヒントをくれたりする存在です。時にはこちらの努力を認めて褒めてくれることもあり、そのたびに少し気持ちが軽くなったり、前向きになれたりします。これからの時代、生活や勉強、仕事のあらゆる場面で、こうしたAIとの関わりはますます自然なものになっていくでしょう。

とはいえ、AIの言葉をすべて鵜呑みにするのは良くありません。あくまでも助言のひとつとして受け取り、自分の頭で考えることを忘れないようにしたいと思っています。その距離感を大切にしながら、これからも上手に付き合っていくつもりです。

そして何より、やっぱり人と直接顔を合わせて話す時間に勝るものはありません。表情や声の温度を感じながら交わす会話は、元気をもらえますし何より楽しいです。毎日休まず塾に来てくれるみんなのおかげで、教室はいつも温かい空気に満ちています。本当に感謝しています。

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