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ふり返り(ノーベルニュース第345号 教室長コラムより)

 当時中学生の娘が定期テストで点数が悪く悔しがっているときにかけた言葉です。ほとんど勉強をせずにテストを受けたので、点数が悪いのは当たり前でした。

「努力したのに点数が悪かったのなら悔しい気持ちは理解できる。もしそうなら、次にどうすればいいのか考えてごらん。でも、もし勉強せずにいい点数をとろうとしていた自分がいたのなら、悔しがることはおかしい。それは一生懸命努力して点数を取った子に対して失礼だ。これだけがんばったという努力とテストの結果を比べてごらん。そのふり返りが大事だよ。」

 テストではみんないい点数をとりたいものです。何もしなくていい点数をとることは実際には難しく、たまたまうまくいくときはあってもずっとは続きません。普段からコツコツやる、テスト前に必死に取り組むなど様々ですが、結果の裏には必ず努力が潜んでいます。

 テストは現状から必要な努力の量を教えてくれるものです。結果を見て「よかった」「悪かった」のYes/Noの反応で終わらせず、これまでの自分の行動をふり返り、次にどう行動をとるのかに役立ててほしいと思います。

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