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成功体験と失敗経験(ノーベルニュース第325号 教室長コラムより)

 自信を持つために必要なことは何か?その答えの1つは成功体験でしょう。「○○ができるようになった」という経験は自信につながります。成功体験は自信には欠かせない要素です。しかし、どんな成功体験でもいいというわけではありません。

 例えば、2ケタ×2ケタのかけ算が苦手な生徒がいたとしましょう。何度やってもなかなかうまくいかない、なんとか自信をつけたい…。そんな気持ちから、ひたすら九九に取り組んで完璧にできるようにする。そして、‟これでかけ算は大丈夫”と信じ、2ケタ×2ケタの計算のテストを受ける…。これでいい結果が得られるでしょうか。答えはNoですよね。自信を持つためにできるところだけをやっても成果は出ないのです。自信と実力をつけるためにまず必要なこと、それは失敗を経験することです。“失敗=ダメ”ではありません。失敗から“弱点を見つけること”“原因(悪いクセ)を確認すること”“解決方法を見出すこと”ができます。探っていくと本当にいろんなことが見えてきます。塾では、間違った問題は原因をいっしょにシェアし、できるようになるまでの過程を確認しています。そうすることで、今の課題が明確になり、目標が達成できるようになると思っています。

 実力をつけるためには、できる問題ばかりをやらず、困難な問題に果敢にチャレンジしていくことが大切です。チャレンジが自分の成長の始まりです。さあ、みなさん、まずはやってみましょう!

間違いやすい計算(ノーベルニュース第324号 教室長コラムより)

 前回、最近よく見る中学2年生の計算間違いを紹介いたしました。今回は、その続きとして、小学生の計算を紹介したいと思います。

〈この計算 合っているかな?〉

 700÷5×2 = 700÷10

                  = 70

 上の計算は合っているでしょうか?この計算の正しい答えは70ではありませんね。パッと見たとき、700÷5と5×2では5×2の方が暗算が簡単なので、ついついそちらを先にやってしまうかもしれません。計算は楽に早くやりたいものです。でもそこで本来のやり方からずれてしまっては意味がありません。かけ算・わり算が並んでいるときは前から順にやっていきましょう。普段から気をつける習慣があるといいですね。暗算・途中の計算式の省略はきちんとできるようになってからが肝心です。

あと1行(ノーベルニュース第323号 教室長コラムより)

  • 2022/09/13 14:57

合っているかな?

y=3x+bにx=2,y=4を代入

-4=3☓2+b

-4=6+b

 b=2

(小学生にはまだ難しいですが、)この問題の解き方で、どこがおかしいかわかりますか?

これは1次関数で直線の式を求める計算過程の一部です。移項で左辺の4の符号をかえて暗算をしたのはいいのですが、右辺のbの符号を変えるのを忘れて間違いになっています。つまり、左辺と右辺の移項を同時に暗算したことによって間違いが生まれました。最近、小学生でも多いのが同時暗算による計算ミスです。2つ以上のことを頭の中で一度にするのでミスが起こりやすくなって当然です。

ではどうしたら防げるのか?

答えは簡単です。あと1行式を書けばいいのです。1行にそこまで手間も時間もかかりません。単純な計算ミスをしたと終わらせず、暗算ミスがないかチェックしてみましょう。あと1行のひと手間で点数がかわってきますよ。

正しくは

y=3x+bにx=2,y=4を代入

-4=3☓2+b

-4=6+b

-b=6-4  ←この1行が大事

 b=-2

素直な気持ちで(ノーベルニュース第322号 教室長コラムより)

 いつも70点のぐらいの国語のテストで95点がとれたとき、どのように声をかけてもらえるとうれしいですか。

     「国語はがんばったね」

     「国語もがんばったね」

     「特に国語がんばったね」

 人によって感じ方は様々ですが、年齢が上がってくるとついつい言葉の裏を考えてしまって“いやみ”を言われたと勝手にネガティブになることもしばしばです。そんな言葉の裏側ばかりを考えず素直にほめてもらえたと受け取ることができれば一番幸せではないでしょうか。そしてその後に「がんばっていた成果が出て(私は)うれしいよ」などIメッセージが添えられると次への活力につながるかもしれません。

 私はお互い素直なストレートな気持ちで会話し合う関係を築くことを目標にがんばっていきたいと思っています。       

アンケート結果

5月下旬に生徒、保護者の皆様に実施いたしましたアンケート結果は以下の通りとなりました。ご協力いただきました皆様ありがとうございました。

《生徒アンケート満足度》

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「満足」 「おおむね満足」 … 合計98%

 

《保護者様アンケート満足度》

picturepa2022.png

「満足」 「おおむね満足」 … 合計96%

 

これらの結果から、多くの方々に支援いただいていると感じました。本当に感謝申し上げます。結果をしっかり受け止め、現状に満足することなく、ご要望にお応えできるようさらに努力してまいります。

私がYouTubeで見るところ(ノーベルニュース第320号 教室長コラムより)

 皆さんもYouTubeをよく見られているのではないでしょうか。何かを調べるとき、インターネットのサイトから情報を得ることが1つの手段になっていますが、今はYouTubeもその1つになっていると思います。また、“数学の裏技”と検索すればすぐに解説動画が出てくるので、情報収集だけでなく学びのツールになっているともいえます。

 私は、教育をはじめあらゆるジャンルを見ていますが、その際に欠かさず見るところは「コメント欄」です。視聴者の様々な意見があります。時には1,000件を超えるコメントがあり、「うわっ」とも思いますが、それでもできる限り目を通しています。欠かさず見る理由は、人それぞれの意見を知るいい機会になるからです。同じ動画を見て私と同じ感想を持った人もいれば全く違う見方をしている人もいます。そのようなコメントを読むと、自分の中になかった意見に気づくことができます。私にとっては動画そのものだけでなくコメント欄も学びのツールになっています。

 人はそれぞれです。それぞれ感じ方が違います。先生と生徒でも人と人の関係で、年齢は関係ありません。自分の価値観を押し付けることなく、生徒との考え方の違いを受け入れながら授業を進めていきたいと思っています。

調べる力・検索する力(ノーベルニュース第319号 教室長コラムより)

 作文の問題や英検2次試験の練習問題で、「“紙の辞書”と“電子辞書”ではあなたはどちらの方がいいと思いますか。あなたの意見を書きなさい(述べなさい)」という問題を見たことがあります。もし、どちらの方がいいかと聞かれたらみなさんはどのように答えますか?私はどちらでもいいと答えます。理由は、知りたいことを知るという結果に変わりがないからです。もちろんそれぞれに長所・短所がありますが、目的を達成できるならどちらでもいいという考えです。辞書を使うことに限らず、これからは何事も自分で調べる(検索する)ということが必要になってくるでしょう。

 昨年、高3生の物理の質問で、手元に参考書がなかったため必要な公式を調べてみようとそれぞれタブレットで検索しました。私はすぐにたどり着きましたが、その生徒は結局たどり着くことができませんでした。その時にどのように検索すれば必要な情報を手に入れられるのかという力を養うことが必要だと感じました。塾では辞書・教科書・参考書だけでなくタブレットを使って調べることをOKにしています。わからないことを知ると同時に“調べる力”“検索する力”も身につけてほしいと思います。

志(ノーベルニュース第318号 教室長コラムより)

ノーベル学習館では全生徒に『志(志作文)』を書いてもらい、そして掲示しています。(西条中央教室では奥の教室の壁に掲示しています。)内容の見つめ直しのため、毎年新学年なる4月にみんなに書き直しをしてもらっています。この1年の間に『志』が変わった生徒、変わっていない生徒さまざまです。みんなにはどちらでもOKと伝えています。この1年の間に変わったのは“自分自身が成長し新たな目標が決まり志が高まった”ということになりますし、変わらなかった場合は“夢が揺らがず引き続き頑張ろうと決意をした”ということだと言えます。

 保護者の皆様は次回の懇談の時にご確認いただけますが、それまででも構いませんので、お子様がどのように書かれているのか、気になる方はいつでも見にいらしてください。家庭とは違う一面が感じられるかもしれません。

苦い思い出(ノーベルニュース第317号 教室長コラムより)

 3月15日に公立高校入試の合格発表があり、無事“全員合格する”ことができました!西条中央教室に赴任し4回目の受験生でした。4年連続公立高校入試全員合格、私がノーベル職員になって直接指導した生徒は14年連続全員合格となりました。しかしながら過去すべて全員合格だったというわけでもありません。中学入試や大学入試において、第一志望校に合格させてあげることができなっかたことがあります。そして、高校入試においては、15年前、入社1年目に個別指導で担当した生徒を合格させられなかった苦い思い出があります。

 本人はA高校に行きたい、しかし内申点も模試の偏差値も足らない、B高校を勧めると本人は頑なに拒否、その理由は「兄が通っている」「自分を馬鹿にする女子が行く」というものでした。高校に行けば接点が薄くなること、B高校でも自分が将来やりたいことを実現する道に十分つながっていること、充実した高校生活を過ごせることなどを何度も説得しました。直前の懇談ではお母様と2日間にわたって4時間近く懇談をしました。しかしながら本人とお母様の意志を変えることはできず、そのまま受験し結果は不合格でした。家庭訪問した際、お母様から「先生の言う通りでした。こんなにショックを受けるものだと思いませんでした。」とおっしゃられたことを今もはっきりと覚えています。この生徒は私立高校へ進学しましたが、私が後悔していることは、合格のために志望校を変えることを勧めることばかりで、本人の気持ちを応援していなかったことです。私の指導が響いていなかったことはまったく宿題をしてこない姿勢に表れていました。その姿勢を変えられなかった指導力不足を痛感しました。

 この経験から生徒・保護者様の気持ちに応えていくために「今のままでよいのか」と日々自問自答を繰り返しています。そして、16年目の生徒の受験が始まりました。全員合格を目指して今から取り組んでいく決意を新たにしたところです!

合格者の声(大学入試)

最初は何をどう勉強してよいのか、どこを目指せばよいのかも全然分からず、なかなか勉強を進めることができませんでした。しかし、先生が付きっきりで教えてくれたおかげで、共通テストで良い成績をとることができ、そのまま二次試験でも弱点を克服し合格できました。ノーベルで学習できて本当に良かったです。

 広島市立大学情報科学部 近畿大学工学部 広島工業大学工学部 合格 Y.O君

 

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