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大乗ノーベルニュース9月号

『伏見工業高校ラグビー部』

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 山口良治さんが当時、京都で一番荒れていると言われた伏見工業高校(現:京都工学院高校)のラグビー部に赴任した当初、部員はグランドに集まらない、練習すらまともにできない日々が続いたそうです。

 春の大会では全国大会常連の花園高校と対戦し112:0の惨敗。生徒たちは「負けるの当たり前」「仕方ないわ、アホくさ」とふてくされた顔で戻って来ました。そんな生徒に山口監督は語りかけます。『同じ高校生。悔しいと思わんのか!悔しいと思わなかったらウソだ!』と、白けた生徒たちに語り続けます。

 すると、留年してキャプテンをしていた小畑君が『悔しい!』と突然叫んでうずくまりました。『どうしたんや』と聞くと、体を震わせて『悔しい、ちくしょー!』とグランドにこぶしを叩きつけました。その時の彼の泣き叫ぶ声が伏見工業高校ラグビー部の産声でした。

先生が一人またひとりと魂に語りかけると「悔しい!」「花園高校に勝ちたい!」と声をあげます。『どんな辛い練習をしても勝ちたいのか!?』と監督が言うと、しばらくの沈黙が・・・・・『どっちなんだ!やるのか、やらないのか、はっきりしろ!?』 生徒ひとり一人に決断を求めます。すると『勝ちたい、どんな辛抱しても勝ちたい!』と。腹の底からの本音を絞りだしました。

 それから5年後、伏見工業高校は55:0で花園高校を破ります。そして、翌年の昭和55年、全国大会で悲願の初優勝を飾ります。

 子どもたちは、良きコーチとの出会いで人生を大きく好転させるチャンスを得ます。

 大人が変われば子どもが変わる。大人が変わる姿を見た子どもは、成長して大人になったとき、今度は自分が変わる姿を子どもに見せようとする。

しかし、ふと、子どもたちに変わることばかりを求める自分に気づかされます。

 子どもたちの人生がいつでも劇的に変われるチャンスに満ちていることが伝わるよう、本気・本物・本腰で共に学び共に育っていきます。

  

「2022 学校説明会のご案内」

日時:9月25日(日)10:00~12:00

参加予定校
◆竹原高校  ◆忠海高校  ◆三原高校  
◆広高校  ◆呉三津田高校  ◆賀茂高校
◆総合技術高校  ◆武田中学・高校  
◆近大東広島高校・中学  ◆呉港高校
◆如水館中学・高校  ◆広島商船

※授業の一環として、受験小5・受験小6・中2・中3生は全員参加です。
※塾生以外のお知り合いの方も参加可能です。
※現時点では会場を借りての一斉開催を予定しておりますが、詳細については、各教室より後日ご案内いたします。

 

 ケーブルTV『タネット 毎週金曜日18:00館長出演中

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大乗ノーベルニュース8月号

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 この度はアンケートにご協力いただきありがとうございました。ノーベル学習館全体の「生徒満足度」と「保護者様満足度」を掲載させていただきました。全体の課題、自教室の課題があり、今後も皆様のご期待ご要望に結果を出すことで応えてまいります。

大乗教室では以下の結果を踏まえて改善に取り組んでまいります。

◎結果:ワード掲示(2021⇒2022)の減少
・生徒 40,7枚⇒12.3枚    ・保護者様26.6枚⇒11.2枚

◎対策:毎月1日はワード掲示枚数の確認の日とする 

 小中学校での英単語が最大2,500単語と激増、大学入試までに合計5,000単語習得と更に大幅UP!そのため掲示によって暗記すべき単語・用語などは、日々目につく所に掲示して見る頻度を増やして省エネで覚えて効率を上げていかないと入試に対応できません。そのためには、ご家庭のご協力が必要です。壁はもちろん、トイレ・TVの横・玄関の内側・寝室の天井など、場所が必要です。ご理解ご協力宜しくお願い致します!

大乗ノーベルニュース7月号

「命とはみなさんが持っている時間のこと」 

 聖路加国際病院の日野原重明・名誉院長は105歳で亡くなられました。医師として診察にあたる傍ら、シニアの新しい生き方を提案し、子どもたちに「いのちの授業」をしておられました。その内容を盛り込んだ「十歳のきみへ 九十五歳の私から」の中から内容を一部紹介します。 

「心臓は生きるために必要だけど、そこに命があるわけじゃない。これから一番、大切なことを言います。命とは、人間が持っている時間のことです」(日野原先生)
そして朝から何をしたか、子どもたちに聞いた。ご飯を食べた、勉強した・・・・・と声が上がる。
「どれも自分のためだけに時間を使っていますね。これからはだれかのために時間を使ってください」と語りかけた。
参加した子に感想を聞くと、「妹ともっと遊んであげたい。お母さんの手伝いをしようと思う」とまっすぐに話してくれた。
「今日きみが失敗して、みんなに笑われてなみだをこぼした体験は、いつか友だちが失敗したときに、その気持ちをだれよりもわかってあげられるためのレッスンなのかもしれません」
「相手にこぶしをふりあげるのを、ちょっと待ってください」
「争いの根っこにあるにくしみの感情。それをコントロールできるのは自分だけです」
子どものけんかと世界で起きている争いを結び付け、「自分はこんなに痛い思いをした。でも、相手も深い傷を負っていたんだと気づくことができれば、和解の第一歩になると信じています」と説く。
「にくい相手をゆるす。その勇気で、争いを終わらせることができます」
「知るということをもっと大事にしてください」
「きみたち、よろしくたのみますよ」
「戦争の経験のないきみたちには、いまも世界の各地で続いている戦争で、人々がどれだけ多くのものをうしない、深い悲しみのなかにあるのかを想像するのはたしかにむずかしいことかもしれません」
「けれども、きみ自身が感じる、痛いとか、つらいとか、悲しいとか、苦しいといった感覚や感情をたよりにしてほかの人のことを深く察するのに務めてみてください」

命はみんさんが持っている時間のこと。だれかのために使う時間のこと。様々な感情に共感し他者を幸せにする時間のこと。幸せはブーメラン、他者を幸せにすることは自分も幸せになること。こどもたちの心の核に届く言葉が響きました。

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