竹原教室 Nobel News 4月号
- 2024/03/10 00:00
- カテゴリー:ノーベルニュース
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★★★解答&解説★★★
高3生・中3生・小6生のみなさん 卒業おめでとう!
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突然の1通のメール
2023年12月中旬、突然の1通のメール。
塾の卒業生からでした。
塾を卒業して、大学時代には何回か会いましたが、もうそれから、かれこれ25年ぐらい経っていました。塾の校舎も、現在のグリースカイホテルの場所にあったビルの3・4階でした。竹原では一番古いビルで、建物にもヒビがはいっていたり、雨漏りがしたり・・・・。また、塾生はエレベーターには乗ってはいけないことにしていました。
メールの内容は12月の下旬に久しぶりに東京から帰省するので、館長に会いたい。ということでした。会う当日、一緒に学んでいた塾の友人で、かつ、同じ大学(筑波大学)に進学した仲間と2人で一緒に館長室に。驚いたことに、時計の針を巻き戻したかのように、2人はあの当時のままの顔、性格、話し方もあの当時のまま。タイムスリップしたようでした。
1人は行政の仕事をし、メールをくれたもう1人はリクルートに勤めていました。2人から、後輩(特に受験生)に差し入れをいただき、たくさんの思い出話で盛り上がりました。その中の1つで、彼らと同様に忘れられない思い出話を紹介します。
2人は基本、毎日塾に来ていました。1人は広高校、もう一人は武田高校。高校に進学しても通塾を続け、毎晩夜の12時過ぎまで塾で勉強。当時は、ノーベルは12月31日を除いて364日、日祝・盆正月も午前10時開館、最後の生徒が帰ったら閉館という暗黙のルールでした。生徒に遅いから帰るよう、指導はしませんでした。(当然、事前にご家庭には連絡を入れて、帰宅前にも電話をさせていました)
職員も誰かが必ずいました。当時は、こちらがメインで一緒にいました。面白かったのは。夜の11時ごろ、ギターを弾いてよく歌っていました。休憩の気分転換です。ある時は、教室の汚れた壁のペンキを塗っていました。
頼んだわけではありません。自主的にです。慌てて、こちらが手伝いました。塾が彼らの家でした。濃密な時間、忘れられない思い出。ノーベルを愛してくれていました。
ある時、今回訪ねてきた広高校出身のOB(まじめで口数の多くなかった生徒)がこう口を開きました。
「館長、学校の先生に『〇〇君は英語の通知表は6(10段階)なのに、なぜ、模擬テストで1番なんだ?』と聞かれたので、『ノーベルで勉強しているからです』と言いました。」と。その言葉を聞いたとき、泣きそうになったのを覚えています。
時計の針も進み、話も終わりごろになって、リクルートに勤めているOBがカバンの中から1冊の本を。
「館長、この本もらってください。自分が書きました。もう少ししたらリクルートを辞めて、仲間と新しい会社を設立して、この本に書いてあることを実現します!」と。
彼が開いたページには、起業してこの本に書いたことを実現することで全世界に貢献し、全世界の平和に貢献する。そして、日本人2人目(佐藤栄作 首相に次ぐ)のノーベル平和賞を受賞すると・・・・
ノーベル学習館の名の由来でもあり、塾設立の根幹となった、ダイナマイトを発明しノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベル。ノーベルのように社会に貢献しようという言葉を覚えているのです。
「自分はそれをこれから実現します。」と。彼は、それを伝えに東京から会いに来たのです。
たかが塾、されど塾、塾という学び舎で子供たちが学びを通して「行きたい学校に進学してやりたい仕事で社会に貢献する」。そのために自らの力で人生を切り拓く大切さを学ぶ。仲間と共に学び共に育つ。感謝を学ぶ。
久しぶりの再会、こんなにも幸せな時間。
『共に学び 共に育つ』 館長 西川敏博