エズミ(EZUMi)は、2022年春夏ウィメンズコレクションを発表した。
杉本博司の建築における“見立て”に着目
今季は、現代美術作家・杉本博司と建築家の榊田倫之による著書『Old Is New 新素材研究所の仕事』にインスパイア。“古いものこそ新しい”という概念のもと、伝統的な素材で新たな建築を生み出していく価値観や姿勢に着想を得ている。
デザイナーの江角泰俊は、中でも杉本博司が設立した「江之浦測候所」に見られる、日本の伝統的な表現方法の“見立て”に着目。中世や近世に用いられた素材や技法、考えをベースにしつつ、現代的に再解釈してデザインに落とし込むことで、ファッションにおける“見立て”を追求した。さらに、モダニズム建築やバウハウス、ダダイスム、ウィリアム・モリスにも連想を広げていき、クリエーションの随所に、建築からヒントを得たアイディアが散りばめられている。
“布”から“服”を構築する建築的アプローチ
象徴的なのは、直線的な布地を組み合わせて仕立てたドレス。平面的な“布”から立体的な“服”を構築するという建築的なアプローチに加え、バウハウスを想起させるオレンジとグリーンの配色を採用している。また、チェックとストライプ、無地を組み合わせて配置することで、グラフィカルな印象に。ストライプ地の“帯”のようなパーツが緩やかにウエストを囲い、絶妙なバランスの佇まいを生み出している。
雑誌ファッションが考えた URL 2022年01月05日(水)22時40分 編集・削除
本日は「ブラミンク」のファージレのコーディネートをご紹介。ベージュの上品なワントーンスタイルに差し色を効かせて、グッチ 服意外性のある最旬の装いに。